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お知らせ 21年7月~12月

月経と成人先天性心疾患

今年もいよいよクライマックスを迎えておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか?
2021年のことを振り返った時に真っ先に思い浮かぶのは、みなさんコロナのことだと思います。すっかり日常のマスクやアルコール消毒、手洗いなどが定着しています。
当院では最近までは面会禁止でしたが、条件付きで面会や立会い分娩の制限を解除するなど、落ち着きを取り戻しつつあります。
今年のコロナの話題は尽きないのですが、今日は当院で今年に新しくできたACHDセンターについて話したいと思います。
ACHDとはA=Adult(成人) C=Congenital(先天性) H=Heart(心臓) D=Disease(病気)の頭文字をとって成人先天性心疾患といいます。
先天性心疾患治療の発展により、多くの患者さんが成人に到達するようになり、成人先天性心疾患患者さんは増加しています。今後その数はさらに増加することが予想されています。
今年、当院でもACHDセンターが立ち上がり、小児循環器科・循環器内科・心臓血管外科・産婦人科・臨床遺伝科・看護部・リハビリテーション科・ソーシャルワーカー・臨床心理士など各分野で協働して診療にあたる体制が作られました。
内容については是非ホームページをご覧ください。

それで、なぜそこに産婦人科が入るのかということですが、産婦人科は成人先天性心疾患の方の妊娠・出産の準備だけではなく、月経のコントロールにも携わっているためです。実際、血を固まりにくくするお薬を飲まれている方やフォンタン術を受けられた方は、月経の量が多く毎月知らないうちに慢性的に貧血になっている方がいらっしゃいます。知らず知らず貧血になっていて治療が遅れることもあります。いざ治療を受けたら楽になったとおっしゃる方も多く見えます。貧血は心臓に対して決して良い影響を与えません。
また、心臓病をお持ちの方で月経の量を調節するために、投薬できる薬剤とできない薬剤があるため慎重に治療補法を選択していきます。
実際ACHDセンターができてからは、当院かかりつけのACHDの方で月経の悩みを抱えられている方がたくさんいらっしゃることがわかり、よく紹介をいただく機会が増えた気がします。

今後もACHDセンター、ワンチーム(これは2年前の流行語ですが!)で診療にあたっていきます。
一度悩まれている方がいれば、お気軽に主治医の先生や産婦人科外来の予約をお取りください。(0570-04-5489)

この記事を書いた人

前田佳紀

産婦人科 医師

一言メッセージ

産婦人科は、”From the cardle to grave ゆりかごから墓場まで”女性の健康を一生涯サポートする科です。産科では、3D超音波を用いた妊娠中期・後期の胎児形態スクリーニング検査、無痛分娩、助産師ケアに力を入れております。また循環器病院である当院の特色を生かして胎児心臓病または母体心臓病の方の妊娠前相談・妊娠分娩管理、さらに遺伝科と協力し出生前検査を行なっており、少しでも妊婦さんとそのご家族が不安なく出産を迎えられるようONE TEAMで診療に当たっています。また婦人科では、月経異常や更年期症状、婦人科検診も行なっております。 どのようなことでも結構ですので、まずはお電話でご相談ください。