妊娠中も歯が命、と言葉の壁
こんにちは。中尾です。
上京して(当院に赴任して)5年が過ぎたのですが、今尚といいますか、むしろ最近になって、言葉の壁にぶち当たることが増えました。
ある歯医者でのこと
(お恥ずかしながら、患者として通っております…ちなみに、歯の病気と妊娠は関連があり、とっても大事です。もし妊娠中にむし歯や歯周病で悩む方がおられましたら、ぜひ積極的に歯の治療を受けましょう。特に心疾患のある方など、注意点もございますのでぜひ我々にご相談ください。)
診察ゾーンに呼び込まれ、診察台についたところで先生から 「どうですか調子は」 と切り出されたので、私は何の気なく
「よう物が歯にはさがります」
と言いました。ところが
「はい?」 と聞き返されるのです。
そうかマスク越しでボソっと言うたもんやから聞こえへんのやなと、私は少し大きめの声で
「食べた物が、よう歯にはさがるんです」
と言いました。
それでも先生は「はい?」 と聞き返します。
2回ほどこのターンが繰り返されたところで、気づきました。
違う、これは通じてへんのやと…
三重県出身の私の言葉は、イントネーションだけでなく、言葉自体も訛ってるようなんですね。田舎ですんでね〜(食べもんは、おいしいですよ〜)
何なら3回目危うく先生のご機嫌を損ねそうになってる気がしたので、慌てて言い直したのですが、
意外と本当の標準語はすっと出てこないものですね。(だって誰しも自分の普段が「ふつう」だもの。)
患者さん方も、私の外来の時、「ちょっと今何言ってるかわからないけど、聞き返せないし・・」と時々困っていらしたのかもしれませんね…少しだけ反省しました。
そういえば、このような例は他にもちょこちょこあります:
- とごっとる(下に沈澱しています)
- ようけあまってますに(沢山余っていますよ)
- ほいで、ほな(それで、それでは)
では、これからも中尾の外来にお越しの方は、少しずつ三重弁に慣れていってくださいね。
…違いますね。すみません。分かりにくかったら、いつでも途中で止めて、遠慮なく聞き返してくださいね。
今後ともよろしくお願い致します。