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ブログ BLOG

お知らせ 2020年7月~12月

時差ボケと胎児

どうも。前田です。

最近、何かと患者さんから「暇つぶしでブログ見てます」と言われることがあります。
自宅謹慎週間が続いているところで妊婦さんの暇つぶしになるなんて、発信する側は大変ありがたく思っている次第です。

 

自分は元々小児科医になりたかった(うちの小児循科医・外科医をこっそりと憧れの目で見てます!)こともあり、胎児や赤ちゃんに様々な興味が湧いてくる性質(たち)です。

ふと、赤ちゃんって私たちと一緒に朝と夜があるのか?と思ったことありませんか?
ある程度週数が経過した妊婦さんは、赤ちゃんが夜に活発になることは胎動を通して経験すると思います。
子宮という暗闇の中にいるのに、どのようにそのような変化がわかるのでしょうか?

 

これは全て、お母さんが感じ取った情報(光刺激、食事、音刺激などなどから)から作られたホルモンが胎盤経由で胎児に到達し、それを元に、胎児の脳が朝・夕を判断して日内リズムを作り出しているのだそうです。

そのため、もしお母さんが時差ボケになっても現地時間に体調が合っていけば、それに応じて胎児は日内時間を変えていきます。

 

ふと窓から見ると調布飛行場から飛行機が飛んでいきます。
早くコロナが落ち着いたら飛行機に乗って旅行に行きたいですね。
ちなみに、調布飛行場から出ている飛行機は、青島や新島、三宅島など時差ボケが生じない国内です。(私は利用したことはありません。)

上の写真は病棟から撮った写真です。わかりにくいですが近くの調布飛行場から発着する飛行機の着陸する場面です。晴れた日は大変眺めがいいです。

 

最後に、寝れないからと深夜に布団に潜って、このブログを見ているそこのあなた!

「現代社会を生きるヒトにおいて携帯電話のブルーライトへの曝露やシフトワークの増加による日内変動の『ずれ』が問題になっており、母体および胎児への長期的な影響も懸念されているそうです」。

すぐにスマホを消して寝ましょう。
おやすみなさい。(2020年11月20日 0:30)

 

<参考文献>

Huch R, Baumann H, Fallenstein F, Schneider KT, Holdener F, Huch A. Physiologic changes in pregnant women and their fetuses during jet air travel. Am J Obstet Gynecol. 1986 May;154(5)

Serón-Ferré, M., Mendez, N., Abarzua-Catalan, L., Vilches, N., Valenzuela, F. J., Reynolds, H. E., … Torres-Farfan, C. (2012). Circadian rhythms in the fetus. Molecular and Cellular Endocrinology, 349(1), 68–75

Varcoe, T. J., Gatford, K. L., & Kennaway, D. J. (2018). Maternal circadian rhythms and the programming of adult health and disease. American Journal of Physiology – Regulatory Integrative and Comparative Physiology, 314(2), R231–R241.

この記事を書いた人

前田 佳紀

産婦人科 副部長 診療責任者

一言メッセージ

産婦人科は、”From the cardle to grave ゆりかごから墓場まで”女性の健康を一生涯サポートする科です。産科では、3D超音波を用いた妊娠中期・後期の胎児形態スクリーニング検査、無痛分娩、助産師ケアに力を入れております。また循環器病院である当院の特色を生かして胎児心臓病または母体心臓病の方の妊娠前相談・妊娠分娩管理、さらに遺伝科と協力し出生前検査を行なっており、少しでも妊婦さんとそのご家族が不安なく出産を迎えられるようONE TEAMで診療に当たっています。また婦人科では、月経異常や更年期症状、婦人科検診も行なっております。 どのようなことでも結構ですので、まずはお電話でご相談ください。